- 不用品回収のバイトは副業に向いてるのって本当?
- 他のバイトと掛け持ちしたいけどシフト調整はできるの?
- 本業がデスクワークばかりだから、掛け持ちで少し体を動かす仕事がしたい
不用品回収のバイトは副業として人気がありますが、体力仕事なので自分にもできるか不安に感じます。また、稼げるかどうかや、掛け持ちバイトとして本当におすすめなのか気になるポイントです。
事実、不用品回収は重いものを運ぶ体力仕事ですが、チームで協力しながら進めるため一人に負担が集中することは少ないです。また、シフトの融通がきくことも多く副業として無理なく続けやすい環境が整っています。掛け持ちのバイトと両立させる人も多く、自分のペースで働けるのが魅力です。
この記事では、不用品回収バイトの稼ぎやすさや副業に向いている理由、掛け持ちをするときの注意点について、具体的な現場の様子も交えて紹介します。
おすすめかどうか先に結論を言うとすれば、不用品回収のバイトはすべての人にとって最適な副業というわけではありません。体力を使う仕事であることは間違いないですし、シーズンによっては時間の融通が利きにくい現場もあります。ただ、短時間でもしっかり稼げるチャンスがあることや、接客よりも作業が中心なので人と話すのが苦手でも取り組みやすいという特徴もあります。
もしあなたが、副業で収入を増やしたいけれど、接客やデスクワークは向いていないと感じているなら、不用品回収のバイトは十分に選択肢になり得る働き方です。
不用品回収の副業は本当にできる?現場の働き方を知っておこう

近年、副業で不用品回収のバイトを始める人がじわじわと増えています。週1回だけの勤務や、早朝・夕方のみの短時間勤務など、融通の利きやすい職場が多いため本業と両立しやすいという理由から選ばれることも。
とはいえ、体力的にキツそう、勤務時間が不規則なのではといった不安があるのも事実です。まずは副業として働くうえでの現場の特徴やシフトの組まれ方、実際の勤務スタイルなどを解説していきます。
シフトは柔軟?副業として続けやすいポイント
不用品回収のバイトは、日雇いやスポット勤務に近い形式を取っているところも多く、週1日〜勤務OKの職場も少なくありません。
とある飲食店で正社員として働いている20代の男性は、定休日の月曜日だけ副業として不用品回収に入っています。朝8時に倉庫に集合し、夕方16時には現場が終わって解散。翌日はまた本業に戻るというリズムです。大学の講義がない平日の午後に数時間だけ働いている学生や、子どもの送り迎えの合間にシフトを入れる主婦の方もたくさんいます。
自分の都合に合わせて働けるというのは、掛け持ちを検討している人にとって大きな安心材料になります。

勤務時間帯と作業ボリューム感
勤務時間は、基本的には8:00〜17:00の間で動くことが多いですが、1日フルで入る必要がない場合もあります。
たとえば、空き家の片付け案件が午前中だけで終わる場合、11時過ぎには現場が終了して帰れることがあります。逆に、遺品整理やゴミ屋敷の回収といった大規模な回収作業などでは16時を過ぎることもありますが、予定のボリュームは事前に伝えられることがほとんどです。
副業として働く人にとって重要なのは、想定より長引いて本業に支障が出るかどうかという点です。実際には、業務が大幅に延びることは少なく、社員や現場責任者がきちんと時間管理をしている現場が大半です。
チームで動くから、未経験でも安心して始めやすい
不用品回収の現場では2〜4人ほどのチームで行動することがほとんどです。1人で全部をこなすという場面は基本的にありません。
新人や副業スタッフには比較的負担の軽い役割からスタートしてもらうことが多く、最初は先輩の補助に回ったり軽い品物の搬出を担当したりといった形で仕事に慣れていけます。
リサイクル可能な家具・家電の仕分けや、室内から玄関までの運搬補助など。回収車までの運び出しは慣れた社員やベテランスタッフが担当することも多く、無理なく現場に溶け込める仕組みが整っています。
ある程度慣れてくれば一通りの作業を任されるようになりますが、初日から重たい冷蔵庫を運べと言われるようなことはありません。
稼げる?日給や時給の相場と副収入の目安
副業として取り組む以上、気になるのはどれくらい稼げるのかという点でしょう。不用品回収のアルバイトは、時給制・日給制のどちらかを採用しているところが多く、以下のような相場感です。
- 時給制:1,100〜1,400円前後
- 日給制:8,000〜12,000円前後(作業時間による)
副業で月に4回(週1回)勤務した場合、1〜5万円程度の副収入になることも。月曜のみ日給10,000円の現場に入っているという30代の男性は、ちょうど車のローンの足しになると話しています。
また、日払い・週払いに対応している職場も多く、急な出費があったときだけ働きたいというニーズにも応えられます。

副業で不用品回収をするメリットと気をつけたい働き方のコツ

不用品回収の仕事を副業に選ぶ人は、ただ稼げるからだけでなく、自分の生活に合った働き方ができることやちょっと変わった現場体験ができることなどさまざまな理由で始めています。ここでは、実際に副業として始める際に知っておきたいメリットと注意点を紹介します。
働いた分がすぐ手元に入る安心感
多くの不用品回収バイトでは日払いまたは週払い制度も取り入れているため、今月ちょっと金欠だから1回だけ働きたいといったスポット的なニーズにも対応しています。
毎月の支出に波があるフリーランスの方や突発的な出費が発生したときの対策として働いている会社員も。コンビニや飲食チェーンと比べて時給がやや高めなのも、副業で働く人にとっては嬉しいポイントです。
必要なときに必要な分だけ、すぐに現金を手にできるという点で不用品回収のバイトは非常に実用的な副業と言えます。
シフトの融通が利くから本業と両立しやすい
副業として続けやすいかどうかは、何よりも自分の予定に合わせて働けるかが重要です。
不用品回収の現場では、案件ごとに勤務が発生するスポットワーク型のスタイルも多く、LINEやタイミーなどのアプリで「この日入れますか?」という確認が来て、都合が合えばOKを出すだけという仕組みも珍しくありません。
飲食業やサービス業と違い、決まった曜日に入らなければいけないという縛りが少ないため、本業がシフト制の方や週によってスケジュールが変動する人にもぴったりです。
体を動かしてリフレッシュできる
パソコンに向かってのデスクワークや人と接する仕事が本業だという方からは、副業で汗をかくのがむしろ気分転換になるという人もたくさんいます。もちろんある程度の体力は必要ですが、適度に体を動かすことでストレスが軽減されたり生活にリズムが出たりするという効果もあります。
オフィスや店舗とまったく異なる環境で働けることが新鮮に感じられる人も多く、知らない土地や住宅街、施設などでの回収作業が非日常としてポジティブに働くこともあります。

掛け持ちならではの注意点とは
掛け持ちで働く際にはいくつかの注意点もあります。特に、体力的な疲労と時間管理には気を配る必要があります。
不用品回収の仕事は冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を運ぶこともあるため、翌日に疲れが残らないよう前日の夜更かしや飲酒を控えたり、勤務後にしっかりとストレッチをしたりする工夫が欠かせません。
また、本業に支障が出ないよう翌日が早朝出勤の日や、連勤明けの休日に無理して入れすぎないことも大切です。
副業である以上、メインの仕事が優先されるべきなので自分の体調やスケジュールを見ながら入れそうな日だけ働くというスタンスを守ることが、長く続けるコツと言えるでしょう。

職場環境によって差が出ることも
もうひとつ気をつけたいのは職場ごとのカラーの違いです。不用品回収の会社には大手業者から地域密着型の小さな業者までさまざまあり、職場の雰囲気や社員の対応にも差があります。
副業スタッフを大事に扱ってくれる現場もあれば、慣れないうちは仕事を任せてもらえずに戸惑うようなケースもあります。
応募前には、できるだけ口コミをチェックしたり、面接時にどのような働き方になるかを具体的に確認しておくと安心です。副業での参加は歓迎されているか・未経験でも大丈夫かといった点は、面接時にチェックしておきたいポイントです。

どんな人が向いてる?副業としての適性をチェック

不用品回収のバイトは副業として稼げるか?という視点だけでなく、自分の性格や体力、生活スタイルと合うかどうかを見極めることも大切です。ここでは実際に働くうえで求められる資質や向き不向きのポイントを、具体例や現場の様子を交えながら解説します。
体力に自信がある、または動くのが苦にならない人
不用品回収は単純に運ぶ仕事が多く、重い家具や家電を扱うこともあります。とはいえ、若い男性だけでなく、女性やシニア層も活躍している現場は多いです。大切なのは自分の体調を見極めながら無理のない範囲で動けるかどうか。
普段からジムに通ったりウォーキングを習慣にしている人は、体力面での不安は比較的少ないでしょう。一方で普段あまり体を動かさない人は、最初の数回で筋肉痛を感じたり疲れを実感したりすることもありますが、慣れてくると体力もついてきます。
副業として始める場合は急にハードな現場を入れすぎず、徐々に慣らしていくのがおすすめです。
チームで一緒に働くのが好きで、人とのコミュニケーションが苦にならない人
不用品回収の仕事は1人で全てをこなすことはほとんどなく、基本的に2〜3人のチームで作業します。現場ごとに役割分担があり、スムーズに仕事を進めるためにはお互いに声を掛け合うことが欠かせません。
大型の家具を運ぶ際には「せーの!」と掛け声をかけて力を合わせて運んだり、トラックに積み込む順番を相談したりする場面が多くあります。そうしたコミュニケーションが苦手な人には少しストレスを感じるかもしれません。
逆に、人と話すのが好きでチーム内で協力しながら仕事をすることに喜びを感じる人には、とても向いている環境です。副業の仲間も同じ気持ちで仕事をしているので、自然と打ち解けやすいという声も多いです。
未経験でも挑戦したい、仕事を覚える意欲がある人
不用品回収は特殊なスキルが必要な仕事ではなく、未経験でも挑戦しやすいのが特徴です。最初は先輩スタッフが付き添いで教えてくれることが多く、仕事の流れや道具の使い方などわからないことはその都度確認できます。
回収物の種類ごとに適切な持ち方や運び方のコツを教わったり、安全なトラックへの積み込み方法を身につけたりと経験を積むうちにスムーズに作業できるようになります。
副業として時間が限られていても興味ややる気があればしっかり成長できる環境なので、未経験だけどやってみたいという人にもおすすめです。

副業として働く時のポイント
不用品回収を副業にするときは仕事の流れを把握した上で、自分の生活リズムに合った働き方を選ぶことが大切です。現場が複数あるため、現地解散がある業者では移動時間を考慮してシフトを組むことも必要になってきます。
また、体力に自信がない日は無理をせず休む勇気も重要。無理を重ねると体調を崩しやすく、長く続けることが難しくなるからです。仕事仲間と連絡を密にし状況を共有しながら進めると安心感も増します。
副業だからといって仕事内容を軽視せず、現場のルールやマナーを守りつつ丁寧に対応することで信頼を得やすくなります。信頼関係が築ければシフト調整や現場の割り振りも柔軟にしてもらいやすくなります。

副業として掛け持ちする場合の注意点と効率的な働き方

副業で不用品回収バイトを考える方の中には、すでに他の仕事を掛け持ちしている人も多いでしょう。掛け持ちバイトは収入面のメリットが大きい反面、体力や時間の管理、労働法の理解など注意すべきポイントがいくつかあります。ここでは不用品回収の副業を掛け持ちする場合に押さえておきたいポイントを詳しく解説します。
体力の配分と疲労管理が最重要
不用品回収の仕事は体力仕事として知られています。家具や家電など重いものを扱うため、体への負担は少なくありません。掛け持ちで複数の仕事をこなす場合、疲労が蓄積しやすくなります。
昼間に事務系の仕事をして夕方から不用品回収のシフトに入るケースでは、昼間の座り仕事で疲れがたまっている状態からさらに体を動かすため注意が必要です。疲労が溜まったままだとケガのリスクも高まり、集中力が落ちてしまい現場でのミスや事故につながる恐れもあります。
疲労を感じたら無理せず休息を優先し、体調を優先的に管理することが長く続けるコツです。また、睡眠時間を確保し、栄養バランスの良い食事を心がけることも体力維持には欠かせません。
シフト管理と時間調整の工夫
掛け持ちバイトで最も悩みやすいのが時間管理です。不用品回収のシフトは早朝や夕方からの勤務が多いため、他の仕事との時間が重ならないよう調整が必要です。
不用品回収のシフトが複数現場を回る長時間勤務になる場合は、掛け持ち先の仕事との兼ね合いをしっかり話し合い、無理のないスケジュールを組むことが大切です。仕事が重なってしまうとどちらも中途半端になりやすいので、事前の連絡やスケジュール調整は欠かせません。
労働時間の上限や法的ルールを理解する
副業や掛け持ちで働く場合、労働時間に関する法律や会社のルールにも気を付ける必要があります。例えば、健康を守るために労働基準法では一定の労働時間の上限が設けられており、過度な労働は法律違反になる可能性があります。
また、勤務先の就業規則で副業を禁止しているケースもあるため、事前に確認しておくことがトラブル防止につながります。不用品回収のバイト先でも、労働時間や休憩の取り方など細かく決まっていることが多いので、守るべきルールを把握し、違反しないよう注意しましょう。
掛け持ちしているすべての仕事での総労働時間が健康面に悪影響を及ぼすような場合は、無理をせず見直すことも必要です。働き方改革の観点からも、バランスを取る意識はますます重要になっています。
仕事ごとの役割や求められるスキルの違いを理解する
掛け持ちバイトでは仕事内容や求められるスキル、働き方が異なることも多いです。不用品回収バイトは体力が中心ですが、他の掛け持ち先が事務や接客であれば体力面と精神面の両方でバランスを取る必要があります。
それぞれの仕事の役割を理解し、今はどの仕事に集中すべきか・疲れている時はどこで無理を控えるかといった判断力も身につけることが副業成功のポイントになります。
また、不用品回収の仕事ではチームワークや臨機応変な対応が求められるため、コミュニケーション能力や柔軟性も自然と鍛えられます。これらのスキルは掛け持ちしている他の仕事にも良い影響を与えることが多く、相乗効果として働き方の幅を広げる助けにもなります。
モチベーションを保つための工夫
掛け持ちで働くと、疲労や時間の制約によりモチベーションが下がりやすいのも事実です。だからこそ無理のない範囲で働くこと、そして達成感を感じられる仕組みを作ることが大切です。
例えば、不用品回収の仕事でこの家具を綺麗に搬出できた・お客様に感謝されたといった小さな成功体験を積み重ねることで、やりがいを感じやすくなります。
シフトの合間にリフレッシュ時間を作ったり、趣味や家族との時間を大切にすることも長期的なモチベーション維持につながります。仕事の疲れを翌日に持ち越さないように工夫し、心身ともに健康的に働ける環境を作りましょう。
不用品回収の副業や掛け持ちに関するよくある質問

- 不用品回収のバイトは本当に副業として稼げる?
-
はい、時給が比較的高めに設定されていることが多いため、短時間でも効率よく稼げます。ただし、働く地域や会社によって差があるので、応募前にしっかり確認しましょう。
- 体力に自信がなくても大丈夫?
-
体力仕事ではありますが、チームで協力しながら作業するため、一人に負担が集中することは少ないです。初めは軽い作業から慣れていける職場も多いので安心してください。
- 掛け持ちでバイトしたいけどなにか問題はありますか?
-
掛け持ちは可能ですが、労働時間の管理が重要です。無理なシフト調整や長時間労働が続くと体調を崩しやすくなるので、自分の体調と相談しながら計画的に働きましょう。
- 未経験でもすぐに始められる?
-
未経験者歓迎の求人が多く、初めてでも安心して働ける環境が整っています。仕事に慣れるまでは先輩スタッフがフォローしてくれることが一般的です。
- 副業でもシフトの融通は利く?
-
多くの不用品回収業者では、週末や夜間などのシフトが用意されており、副業者でも働きやすい環境を整えています。ただし、急なシフト変更がある場合もあるため、柔軟に対応できることが望ましいです。
- 副業の収入は確定申告が必要ですか?
-
副業で得た収入が年間20万円を超える場合は確定申告が必要です。税金については事前に理解しておくと安心です。
まとめ|不用品回収バイトは副業としてアリ!まずは向き不向きを見極めよう
- 不用品回収バイトは副業として高時給で効率よく稼げる仕事
- 体力仕事だがチームで協力するため一人の負担が軽減される
- シフトの融通が利きやすく本業との掛け持ちに向いている
- 体力面や天候の影響など、働く際の注意点もある
- 怪我のリスクがあるため安全対策が重要
- 未経験者でも始めやすく、丁寧なサポートがある職場が多い
- 掛け持ちバイトの場合は労働時間の管理が必要
- 副業収入が一定額を超えると確定申告が必要になる
不用品回収のバイトは副業として稼げるだけでなく、シフトの融通が利きやすく、体を動かす仕事が好きな人には適した働き方です。ただし、体力的な負担や天候の影響、急なシフト変更など注意すべき点もあります。
掛け持ちで働く際は労働時間の管理や健康面に気をつけながら、無理のない範囲で始めるのがポイントです。仕事はチームで協力しながら進めるため、一人で抱え込まずにコミュニケーションを大切にできれば働きやすさもぐっと高まるでしょう。
この記事を通じて、不用品回収バイトの実態や副業としての向き不向きを具体的にイメージし、自分にできそうかどうかの判断材料のひとつにしましょう。